これは、ちょっと昔の話なんですけど、冬に僕が世田谷の公園でボケーと座ってた時の話です。
その公園にはベンチが3つくらい並んでて、一列に並んでました。
僕は一番右のベンチに座ってたんですけど、
その時、一人のお姉さん?おばさん?が公園に入ってきました。
その女性は僕の左にあたる、真ん中のベンチに座りました。
僕はしばらく物思いにふけって、公園を出ようとベンチを立ちました。そして公園の外に出ようと歩いていたら、
その女性は、
わざわざ自分のおしりの温もりで暖めた真ん中のベンチを手放し、
見知らぬ僕のおしりの温もりが待ってる右のベンチに移動したのです。
「意味がわからん」
それが僕の感想でした。
その女性は右のベンチから見た景色が好きだったのか、僕のおしりの温もりを求めたのかは分かりませんが、
僕があの時、
「ブッ」
と屁をこいたら、
あの人はこちらに移動してきたでしょうか?
それを確かめる術は完全に闇に葬られました。
そんないらん妄想を日々してしまう人間、きっと僕だけじゃないはず。